貴腐ワインという、文字面的には、なんか腐ってる…?でも高貴…?
不思議な名前だけど、世界最高峰ともいえる極甘口の白ワインが、貴腐ワイン。
貴腐ワイン飲み比べセットというものを見つけ、これはぜひ…!と飲み比べてみました。
2日に分けて飲んだので、2つの記事に分けて書きます。

貴腐ワインってなんだ
まず、字面はあまり良くない、貴腐ワインの雑学。
貴腐ワインは「貴腐ブドウ」から作られます。この貴腐ブドウ、ふつうのブドウと同じ品種なんですが、貴腐菌と天候条件のいい塩梅が組み合わさることで、生み出されるブドウなんですよね。
貴腐菌(ボトリティス・シネレア菌)という菌がブドウの果皮に付着し、ブドウの細胞が破壊されること、
それに加えて、乾燥した晴天が続いてブドウの水分が蒸発し、糖度がものすごく凝縮されること。
この2つの条件下で、はじめて貴腐ブドウが収穫できます。
つまり、すごく数が少ないブドウなんです。貴腐ブドウって。
パッと見は、レーズンとか腐ってシワシワになったブドウのように見えます。が、それがこの貴重な貴腐ブドウ。
ものすごく糖度の上がったブドウで作った白ワイン、貴腐ワインは、極甘口の高級デザートワインになります。
まずは、ボトルで味わう貴腐ワイン
ということで、サラッと雑学は終わりまして。貴腐ワイン3種飲み比べセットを飲んでいきましょうぞ!
まずはボトルのお写真から。

世界三大貴腐ワイン、ということで、左から順に
ドイツ:トロッケンベーレンアウスレーゼ
ハンガリー:トカイ
フランス:ソーテルヌ
トロッケンベーレンアウスレーゼ(ドイツ)は背が高くてほっそりしてて、荘厳な雰囲気。黒と金のラベルが高級感を醸し出してる。
トカイ(ハンガリー)は、国旗色のキャップシールがアクセント。
ハンガリーには悲しい歴史が多いから…やっぱり愛国心とか強いのかな。
ソーテルヌ(フランス)は、王冠のラベルで気品の高さを示しつつも、少ない色味でワインの黄金色に注目が行くデザイン。

キャップシールを上から見ると、こんな感じ。貴腐ワインのボトルは、全体的にほっそりしてます。
うーん、やっぱり高級ワイン。ボトルを眺めるだけでも十分楽しい…
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まずは、トロッケンベーレンアウスレーゼ
ではまず。ドイツの貴腐ワイン、トロッケンベーレンアウスレーゼから。

色は綺麗な黄金色。さすが最高峰。
注いだ時に、ちょっとトロッとした粘度を感じました。ワインだけど、サラッとしてない。
グラスを傾けると、少し遅れて液体が動く感じ。糖度が高いから、ちょっとトロッとしてるのかな?
つまりこれは…相当甘いんじゃないか…?ワクワク
香りは、ブドウの香水みたい。ふわっとアルコールが香る、甘くて爽やかな香り。
気品ある香水をつけた時の、揮発性を強めるためのアルコールのように、ふんわり香る。
そしてお味は、ビックリするほど甘い!!
完熟、熟成された甘さ。レーズンのような濃厚な甘みに、ちょっと塩気のような味も感じる。その塩気が、より甘さを引き立たせて。
干しブドウをギュッと絞りました、みたいな凝縮された甘み。すごく甘くて美味しい!
そして、これまたビックリするほど、アルコールを飲んでいる気がしない。
糖度が高いが故の粘度だけど、後口はとても爽やかで、口が甘みでベタッとする感じはない。
注いだ時はトロッとしてるけど、口の中に入れたら、すごくサッパリ飲める。
なんだろう、ドイツってやっぱり真面目なのかな。
貴腐ブドウを極限まで使い切って、極限まで甘さを引き出しました!という感じのお味。
1杯だけでも、十分に堪能できる貴腐ワインです。
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価格:4,700円 |
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お次はソーテルヌ
ドイツの次は、フランスの貴腐ワイン、ソーテルヌ。

トロッケンベーレンアウスレーゼよりは、ちょっと黄色味が薄い黄金色。透明感がある。
注いだ時の粘度はなく、普通のワインと同じようなサラッとした注ぎ心地。
ドイツとフランス、同じ貴腐ワインでも、既に全然違う。これは楽しみだ…。
香りは、THE☆白ワインな香りで、フルーティーで弾けるような、爽やかな香り。
アルコール感も勿論あるけれど、何よりもフルーティーさが際立ってる。
お味は、サッパリとしてるけど、とっても甘い!
白ワインを極限まで甘くしました、という感じ。なので、ちょっと後口に雑味のような、渋みのようなものを感じる。
アルコール度も13度と結構高めで、お酒を飲んでいる、という感覚はしっかりある。
でも、この雑味感とアルコール感、まったく嫌な感じがしないんだよなぁ…
とっても甘いけど、サラッとした飲み口。後に雑味感もあるし、アルコールも感じてワインを飲んでいる感覚も楽しめる。
飲み込んだ後に残る香りも、爽やかでフルーティー。
フランスはやっぱり、「ワイン」そのものに対する、こだわりが強いのかな?
たとえ貴腐ブドウを使っても、「これはワインだ」という感じが残ってるようなお味。
「ワイン」という形を最大限生かした貴腐ワインなので、普通のワインを飲む感覚で、何杯でも飲みたくなる貴腐ワイン。
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価格:2,990円 |
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次の日に、ソーテルヌの残りと、トカイ(ハンガリー)を飲んだので、そのレポを。
次の記事で、3つの総評もします。




